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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第24章 目覚めた時には




せめて優が記憶を取り戻した時に、『お帰り!』って笑顔で言える位にしときたかったのに。

・・・こんな体じゃあ、
優の所には戻れない。

…戻れないよ。
汚い、醜い姿。
他の人のシルシがはいった体。

醜い…。
自分が醜すぎて消えたい。


「ゆ…ぅっ…ごめんなさい…」

あたしはいっぱいいっぱい泣いた。


優を想って、泣いた。
泣いたら気持ちが消えればいいのに、そう思いながら泣いた。


涙が出ると、優への想いは
減る所か増す一方で。

…余計悲しくなった。



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