テキストサイズ

喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第31章 無




記憶を無くした優が
「それでも好き」
と言ってくれたけれど、もしかすると嘘だったのかもしれない。


・・・もしかしなくても、
そうだったようだ。






「うっ…うっ…ぅ…」



気が付くと嗚咽が漏れて



「ゆぅ…っうっ…」



愛しい人の名前を呼ぶ。




「ゅ・・・ぅっ・・・ッ」


部屋に虚しいほどに響く。



「ゅ・・・っ・・・うっ・・・」



何度も何度も呼ぶ。





…だけど、それは
きっともう届かない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ