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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第33章 拉致



あたしは車を強制的に追い出された。威圧感満載の男達があたしをじっと睨む。


そのうちの一人が
響きある声で呟く


「入れ」



…いや、はいりますけど。


…怖いんですけど。



拉致されたのに、冷静だった
自分が一番怖いんだけど。


…なんか多分、もうどうでも
良かったんだと思う。



…生きてる心地しないし。



…優にこれからフられに行けと。


そういう事ですか。



…ちゃんと泣かずにいられるかなぁ。



あたしが俯いていると、男達は開いていたドアを開けて、あたしを家に押し込むように、背中を押した。

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