喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第4章 すれ違う想い
「せんせぇ、あたしの事好き?」
あたしは先生にすがりつくように聞く。先生は夕森先生が好き。それは変わらない事実だけど、例え二番手でも三番手でも、もしかして例外でも、ライクの意味でも。好きって言って欲しい。
・・・嘘でもいいから。
「そんなの決まってるじゃん」
先生はそれっきり、何も言ってくれない。だけどあたしがそれ以上聞く事は出来なかった。
きっと、あたしの事は対象外だって意味だよね。あたしは心の中で泣いた。
今泣いたら困らせちゃうから、我慢した。