
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第5章 体も心も奪われて
「あたし、先生が死ぬかもしれないから、すっ飛んできたんですよ?なのに何でそんなにピンピンしてるんですか?」
「え、俺そんな事書いてた?」
「書いてました」
そう言って受信ボックス内のメールを見せる。
『俺、死ぬかも。家来て』
「あは、そうだね」
あは、で誤魔化そうとするなんて、最悪な奴だな。
「あたし、人生の境目じゃないかって所だったんですよ?」
彼氏の親御さんにご挨拶なんて、人生決まっちゃうようなもんだ。印象悪くなっちゃったなぁ。
「だから、呼んだ。」
「は?」
真剣な顔、嘘じゃないって顔でそう言った。
「お前居ないと、死んじゃうよ」
