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ずっとこのまま

第6章 まだ知らない



私は泣きながら家に帰った

お兄ちゃんが心配してくれたが

言える内容じゃないしな.....

私たちまだ、中学生だよ.....


明日入学式だし、、

なぜか、新に会うのが怖かった
入学式をサボろうとも思った。

そんな弱気になっててもいいことないしな.....

「友達も待ってるし」


入学式はしていふくで行かなきゃ行けない。
小学校はそうでもなかったのになあ.....



明日からはセイラー服.....

中2になったら、隼人も帰ってくるしね♪
楽しみだな...





プルプルプルプル



ガチャッ!


「はい、谷です」


「「愛梨、か?」」


「は,,隼人!?」

「「うん。俺。明日入学式だろそっち」」

「うん♪来年には隼人帰ってくるもんね!」

「「ああ。」」

「あ!そう言えばね昨日新が帰ってきたよこの街に」

「「新...お前ちかずくなよ?」」

「え?なんでー」

「「あいつ...お前狙ってるから。。」」


どうしよ...昨日キスしちゃったなんて...

絶対に言えないよ、、


「そーなのー?全然関わってないから大丈夫!」

なんてまったくの嘘だけどね...


「「そっか。あのさ.....


 俺.....こっちで好きなひと出来たんだ」」


「.....」


一瞬心臓が止まったように感じた。
胸に今までに無い痛みが走った。



「ご、、めん。何っていったか分かんない」


頭が混乱してもー分からない。
今は何も考えたくない.....



「「好きなひとが出来たんだ」」



「そっか。良かったね♪.....」




今思った。


私はもう、隼人を好きにはなれないことを.....







「隼人...ずっと好きだった...

気づいてなかったんだね.....

いつも隼人しか見てなかったよ.....


でもね。決めたんだ。


私ね。新の彼女になるよ。


もお電話してこないでね

隼人のことは考えたくないから


大好きだったよ.....でも、、さようなら.....初恋。。」






「「まてっ!あいー「ガチャッ!」



今更遅いよ.....

明日新来るんだよね。

返事しなきゃ.....


なんか。心にぼこんと黒い大きな穴が空いた気がした。

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