テニスの王子様だよね
第4章 追憶の傷痕
ハルトは朔夜をレオンと一緒に抱き締めた
ハルト「朔夜、大丈夫、大丈夫だから…ここなら1人になんかならない
精市や手塚部長もいる
俺もレオンも…だからさ恐がらないで…俺も…
1人なんてもう嫌だから…」
ハルトは朔夜を慰めながら傷を癒していた
朔夜(ほわほわするこれがきっと愛情何だろうな)
朔夜は愛情がよく解らない
ハルト「パチンッ!ケアル…」
すると淡い光が朔夜を包み込んだ
光が消えると傷は治っていた
ハルト「俺には甘えたいだけ甘えなよ…」
ハルトはそう言うと歌を口ずさみ始めた
ハルト「君の言葉は
夢の優しさかな
嘘を全部覆い隠してる
ズルいよね
旅立つ君に
冷めた背中見せて
聞いていたよ1人戦うの?
ズルいよね
“帰ってくるから”
追い越して行く君の声
意地張って
強いフリ刻を戻して
叫べばよかった?
行かないでと涙零したら?
今は出来るどんなことも
聞こえてる?1000の言葉は
見えない 君の背中に送るよ
翼にかえて
聞こえてる?1000の言葉は
疲れた 君の背中に寄り添い
抱き締める
言えなかった 1000の言葉は
ラララララ~
君の背中に送るよ
翼にかえて
言えなかった 1000の言葉は
ラララララ~
君の背中に寄り添い
ラララララ~ラララ~」
歌い終わると、朔夜とレオンは寝ていた
ように見えた
ハルトがリヴァに頼み、朔夜の血を綺麗に洗い流してくれた
ハルト「今日も茶碗蒸し作るな…じゃ夕食の準備に行ってきます…」
ハルトはそっと部屋を出た
朔夜は一見寝たように見えたが意識は起きていた
朔夜は心からありがとうと微笑んだ
朔夜『汚れた背中を這いずるのは
消えない傷、犯した罪
もう
戻れない遠い日を
追いかけても届かない』
朔夜は歌の一部を口ずさんだ
朔夜『正に今の俺だな(笑)』