テニスの王子様だよね
第5章 苛つき
まだ内心苛つく朔夜
朔夜『師走!』
師走「なんだ朔夜」
朔夜『悪いけど俺は部屋に戻るな』
師走「わ、解った」
今の朔夜は師走が戸惑う程に怒っていた
朔夜にとって大切な人を傷付けられる事ほど
怒る事はない
朔夜が終わり無き者である故に感じてきた
孤独、絶望
~朔夜の部屋~
朔夜『やっと見付けたよ雲村玲奈…
俺を殺した犯人』
朔夜は呟いた
朔夜『ハルト…
ごめん…君にも話さなきゃね
あぁ
俺は大切な人を巻き込んでしまった』
雲村玲奈…
可哀想にね…
火中に飛び込んだ事も知らないで
君が居るのは
世界の創造主の怒りの中