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テニスの王子様だよね

第5章 苛つき



朔夜『何かあったの?』

幸「ハルトが倒れた…」

朔夜『ま…さか…!?』

朔夜はハルトに駆け寄る

朔夜『ハルトっ!?』

ハルト「朔…夜…?」

朔夜『ハルト…
まさか…思い出したの?』

ハルト「……」

朔夜『まだ…全部じゃないんだ……

あのね…ハルト…
俺がハルトの前から居なくなったのはね…

力がコントロール出来なくて…
ハルトを傷付けそうだったからなんだ……

だから…
別世界で…修行して…
修行して、修行して、修行しまくって…
ハルトにあいに行った…また…一緒に笑いたくて…遊びたくて…

けど…ハルトは記憶が無かった…』

朔夜の目から雫が落ちる

朔夜『それから…
調べたら他の神達の仕業って解ったんだ…

だから…
問い詰めたんだ…
そしたら彼奴等…
「俺達のかけた術は簡単に解ける
だが、
俺達がかけた術は特殊で外側から力をかけて解こうとすると…
彼奴は死ぬ
せいぜい苦しめ!」
って言われたんだ…
でも…
どうしてもハルトが忘れられなくて…
だから契約神になって
寿命が来るまで
守って…
一緒に居ようと思った

それにね
思い出したんだ
ハルトとの約束…

*・*

ハルト「朔夜!
俺達ずっと一緒だよな!」
朔夜『うん!
ずっと一緒だよ!』
ハルト「じゃあさ!
俺は朔夜を絶対守るから
朔夜は俺を守ってよ!」
朔夜『あたりまえじゃん!』

*・*

ってゆう約束…』

また朔夜の目から零れる
とめどなく溢れて
床や布団を濡らす



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