私のガーディアン
第16章 エクスタシー
『おはよう秀』
「あのさ咲良、豊から聞いたんだけど…」
秀は耳打ちである事をいいかけた
「ちょっと来て」
ギュッ
あっ
秀は私の手を握って教室を出た
それを見る豊
――――――――
「ここなら大丈夫だよな」
秀が連れて来たのは
屋上へと続く階段
「咲良さ、豊に告られたんだって?」
『うん…』
何でそんなこと、聞くんだろ?
「豊を振ったんだろ?
あいつ言ってた
咲良はオレを見ていなかった
だからオレは咲良を自分の物にしてみせる
って言ってた
だから…」