私のガーディアン
第22章 俺らの話
「面白い…実にいい」
「笑ってんじゃねー!」
俺は真剣なんだ
「もし…もしも
オレが咲良ちゃんを狙っていた、という事が本当なら」
「黙れ!」
「お前はどうする?」
「てめえをぶっ倒す!!」
「無理無理
今のお前は‘剣’をしていない
オレが本気を出せば
お前何て、簡単に倒せる」
言ってくれるねー
虫酸が走る
「ハハッ
殺るか?だがな、お前は一度だって
俺に勝った事がないんだぞ」
「これから勝つ」
「無理だな」
『大輔!いつまで話してるの
ほら、行くよ』
!?
早くねーか?
「文也も」
女って
わかんねー
俺は少し冷めたコーヒーを一気に飲みほした