私のガーディアン
第22章 俺らの話
「…すみません…」
ぁ?
「怪しい者じゃないんで」
怪しい者じゃないと言われてもな
「私こういう者です」
俺の目の前にいる女は
俺に名刺を渡してきた
「アミセラ・ベリノール…」
何だそれ?
「女性向けファッション雑誌、ルクールを出版しているんですけど…知りませんか?」
知らねな…
「貴方スタイルや顔もいいから、うちのオーディション受けてみない?」
「すみません、そーゆのには、興味ないんで
本気にすみません」
俺はこれ以上
付きまとわれるのが嫌だから、ゲーセンの中に戻って行った