
私のガーディアン
第26章 志月豊②~豊と咲良の過去~
『どうしたんですか?』
「どうしたって、たこ焼きは俺らのクラスだからな」
へぇ~
「ほれっ、まいど」
葛城先輩は出来上がった
たこ焼きを渡してくれた
『ありがとうございます』
私がお金を払おうとすると、豊が先に私の分まで出してくれた
私達は葛城先輩のクラス屋台を離れて
近くのベンチに座って
たこ焼きを食べた
『美味しいね』
「そうだな」
「…咲良…
真面目に聞いて。
前も言ったように
オレは咲良が好きだ
だから、オレと付き合って
他の奴よりオレの方が咲良を好きな気持ちが大きい!
それに、咲良を好きになったのは、オレが一番はやい
だって5歳の時から…」
えっ…?
5歳?
