私のガーディアン
第26章 志月豊②～豊と咲良の過去～
「咲良は覚えてないと思うけど、オレらは昔会ったことがあるんだよ」
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―――
「お父さん、何処行くの？」
オレがまだ5つの時
親父がオレを連れて
ある屋敷に行ったんだ
「豊、今日一日はここで大人しくしているんだぞ。」
「うん」
親父と話したのは
これが最後になった…
ｷﾞｨｨｰｰ
！？
「誰…？」
扉の向こうに立っていたのは
黒髪ショートの同い年ぐらいの女の子
「こんにちは」
僕はその子に向かって
笑顔を見せた
「貴方…お名前は？」
「僕は志月豊。5歳、君は？」
「私は‘西園寺咲良’。貴方と同じ5歳。」
これが咲良との
初めての出会い
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