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天使で悪魔なセラピスト

第4章 斉木センセイ



それに…



生まれて初めて、


「感じる」ということも、知った。




「なに?急に赤くなって」



「え!?あ、な、なんでもない!」


なつみに指摘され、ユナは焦って両手を振りかざした。



「ユナまさか、…その先生に恋したんじゃ?」


え!?


恋…!?


「ま、まさか!それはないよ…」


ユナは笑み交じりに慌ててそう否定してみたけれど、なつみのその指摘は、あの病院で再び蓮に会う瞬間までずっと、ユナの心を揺らし続けた。





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