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天使で悪魔なセラピスト

第5章 始 ま り



***






「ど、…しよう…」




斉木クリニックと書かれた病院の入り口で、ユナはドキドキを抑えきれなかった。


緊張でのどが渇く。



手のひらには冷や汗。



それでも。


それでも私、やっぱり…




一瞬だけギュッと目を閉じ、そして再び目を開けたユナに、決意の色が浮かんでいた。





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