テキストサイズ

天使で悪魔なセラピスト

第1章 トラウマ


義父は酒癖が悪く、酔っ払うとユナに酷い暴力をふるった。


ユナの母が留守の時は特に酷かった。


何発も顔をぶたれ腫れあがった事もあった。



母にばれないように、その日は「具合が悪い」とずっとベッドにもぐりこみ、声を殺して泣きながら氷で冷やし続けた。








大学に入り、女子寮生活になった今でもその頃の事が脳裏に甦り、酷い吐き気を覚えることもあった。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ