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蓮先生は、何を言ってるんだろう。


ユナには質問の意味が分からず、顔を赤くしたまま眉を顰め、首をかしげて蓮を見た。



それともこれは、私の男性恐怖症の治療の一環なんだろうか…


そんな風に一人考えを巡らせていると。



「ふふ。…考え込んじゃって。本当にかわいいね。キミは。」



「え…あ。」


“かわいい”という言葉を繰り返されるたび、ユナの胸はきゅんとなる。




「でも考えるより…感じてほしい。…」


低く言ったかと思うと、蓮が再びそっとユナの唇をふさいできた。