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第10章 フィクサー

長椅子の型がいやらしく感じるほど彼は止まらず、気が着いたらすでにお互い全裸だった。

大きな鏡の前で暖炉の炎のように又は獣のように喘ぎ声を出しながら交わっては何度も昇天に達した。
彼は歳とは思えないぐらいに現役だった。


悪魔と契約を交わした。



彼は何でも知っていた。
寝物語に志帆の旦那が長谷川だと分かった。

何せ、彼は*フィクサーと呼ばれている男だから。



*フィクサー=黒幕

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