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好きな空間

第6章 はじまり

お金はあるとところにはゴロゴロしている。

無いところには全く集まらない。

私はこのチャンスを利用して、男を踏み台にして生きていこうと決めた。

あの人のように振り回されるのではなく、振り回してやろうと。

今までの私が嘘みたいでこれからの私が本物なんだと思った。


「ママ、私自分の好きな空間が出来たような気がする。
この世界が私の居場所かな?」


「そうよ、ここはとっくにエリカちゃんの居場所じゃない!
何を言ってるの。
楽しみだわ、エリカちゃんが明るく美しくなって、お店を華やかにしてくれるの期待してるわ。」


優しい笑顔で言ってくれた。

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