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EROSMAN

第10章 愛しのあの子の周りが修羅場すぎる

「宜しかったら、今度の日曜日・・・一緒にお食事しませんか?場所は・・。」
「待った、その話は今日君が仕事が終わった後に聞くよ。」
「分かった。じゃあ今夜の5時過ぎに店の裏で。」
大河は杏里から離れ、そのまま店を出た。
胤罫は悔しかった。悔しくて仕方がなかった。もしもあの時大河ではなく自分が助けに入っていたら、と。
胤罫は、とりあえず家に帰る。
「あ・・おかえりなさい!」「おかえり~。」サキエルと香織が返事をする。
二人で人生ゲームをしていたらしい。
「ちょっと出掛けてくるけど、サキエル、香織、それで遊んでろな~。」
「うわああ!また先にゴールされた」
香織は悲鳴を上げる。サキエルと香織は楽しそうにしているので、胤罫は外に出た。
店の裏に行くと、そこにはすでに二人がいた。
「・・場所は、この付近にある、レストラン、ザ・グルメにしませんか?」と杏里の声。
「じゃあ、日曜日の5時に、ザ・グルメで。」と大河。
日曜日の5時、ザ・グルメ。と胤罫はメモをした。

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