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EROSMAN

第11章 Dの名を持つ幼女

「おい!大丈夫か?」
鬼帝は気がつくと病院のベッドの上だった。
「お前は・・・。椿か。」
「おう、気がついたか?変態」
椿の後ろから、胤罫が現れる。
鬼帝は飛び起きた。
「痛え!くそ、ボコボコにされたから、痛くてしょうがない!」
鬼帝はまた倒れるようにベッドに戻る。
「・・・胤罫、ある女の子がお前を狙ってる。」
胤罫は一瞬曇った表情になったが、すぐに明るい表情になり、「・・・ウェルカムだぜ!肉食系女子最高!」
胤罫は楽しそうにいう。
「バカ!本当にヤバいんだよ!てゆうか本当に肉食系女子なんだ!私の腕見たろ?食い千切られてるだろ!」
鬼帝はボロボロになった右腕を見せる。
「まあ、それなりの敵、て事だろ?大丈夫だ。問題ない。」
胤罫は笑う。
「・・お前は何故そんなにも余裕なんだ・・・?」
鬼帝はあきれ気味にそう言った。

一方、こちら胤罫宅。
サキエルと香織はジェンガをしていた。
「お・・お~し、取れた!」
香織がブロックを取ってガッツポーズをした直後、ジェンガタワーは崩れ落ちた。
「ふ・・ちゃんと計算しないで取るからですよ。」
サキエルは鼻で笑う。
「うがー!次!次は必ず!」
香織はジェンガを建て直そうとした。
すると、ボガ!という音が玄関の方からした。
玄関の方に行くと、扉から腕が飛び出していたのである。
扉を突き破っていた・・。そんな事がありえるのか?とサキエルは思った。
「・・胤罫しゃん、ここにいりゅ。」
突き破った穴から目が覗いてくる。
「ひ!」香織は悲鳴を上げる。
サキエルは戦闘大勢入る。
香織は能力を使うわけにはいかないので、身構えていた。
すると、扉が吹き飛んできた。

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