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一方、こちら胤罫。
「やっと追い詰めたぞ、この野郎。」
空き地に怨音を追い詰めた胤罫がいう。
「私、戦いは苦手なんすけどぉ。仕方ないっすね。たまにあるんすよぉ。依頼者や、ターゲットに奇襲される時がぁ。そんな時はぁ、こうするんっすぅ。」
怨音はボロボロの人形を取り出す。
「今こそ、目覚める時っすぅ。マリーちゃん！」
すると、人形は膨れ上がり、巨大化した。
「な!」
胤罫は驚愕する。
怨音は人形の頭に乗ると、
「さあ、やってやるです！マリーちゃん！」
怨音がそう言うと、人形は胤罫に向かって走ってきた。
「マジか!最近こんな敵ばっかだな！」
胤罫は走ってくる人形を回避する。
「甘いっすぅ！」
しかし人形は向きを変え、そのまま人形は胤罫にパンチする。
「ご・・がぁ！」
胤罫は顔面に巨大な手によるパンチを食らう。
「おらおらおら！」
人形は尚も胤罫にパンチを浴びせてくる。
「これでとどめっす！」
人形は右拳を振り上げる。
「・・今だ！」
胤罫は人形のまたの間をスライディングでくぐり抜け人形の背後に回り込み、怨音を人形から引きずり下ろした。
「きゃう！」
怨音は尻餅をつく。
怨音の前に胤罫が立ちふさがる。
「まだ精子が止まんねーんだよ、処理しろ。」
胤罫は怨音の頭を引き寄せると、ズボンを下ろし、ペニスをさらけ出す。
「たっぷり飲め。」
胤罫はペニスを怨音の口に無理やりねじ込む。
「うう・・むう！」
怨音は暴れるが胤罫は逃がさない。
ガブ!
「痛ええええ！」
怨音が胤罫のペニスを噛んだのだ。
怨音は後ろに下がり、嘔吐した。
「な・・なんて事をしやがるんっすか！」
「あれ？精子が止まった！やった、精子が止まったぞ！」
怨音は信じられないといった表情をしている。
「さて、どう料理してやろうか。」
胤罫はニヤニヤしながら怨音に近づいていく。
怨音は胤罫の方を見て震えていた。正確に言うと、胤罫の後方を見て。
「なんだよ、誰かいる・・。」
突然、胤罫は吹き飛ばされた。
「が・・ぐぅぁ！」
胤罫はあまりの痛みで息も出来なかった。
「ひ・・！」
怨音はその場で座り込んでしまう。
「オマエ、ノロイショウジョダナ？コロシテイイ？」
巨大な体格の男はそう言って持っていたハンマーを振り上げた。