アイツが私のご主人様!?
第27章 秘密のデート。
「あ~~!
ごちそうさまっ!!
まあまあ…
美味かった!アハハ」
『いえいえ…
でも!
……まあまあは、余計だからっ!』
きちんと手を合わして「ごちそうさま!」って行ってくれた神崎クン。
へ~~、
お金持ちのくせに礼儀正しいんだね!ふ~ん
なんか、好感度上昇!!
てかてかっ!
ずっと気になってたんだケド…
『………ねえ、
神崎クン、
山田サン、探さなくていいの?
私は、
一宏に電話したから…
折り返し、一宏から電話かかってくるはずなんだけど…』
「………アイツは、いいよ…。」
『え?いいって…なんで?』
神崎クン、
私の目をジーッと見ながら…
「……くやしいケド、
お前と一緒にいた方が…
ミユちゃんといるより楽しいんだよ…!フン
………1万やるから、
俺の暇つぶしに付き合え!ニコッ」
え?
私のコト「スキ!」なの!?
い、いやいやいや……
それはナイよね?アハハ…
だ、だって…
山田サンと…イチャついてたんだもん!!!
「……ばーか!
勘違いするなよ!ププッ
りおチャンのこと、
からかってたら時間経つの早いからな~~!ニコッ
いい暇つぶしになるかと思って!アハハ
ほら、1万円。」
『アンタ、悪魔だね!!もうっ!』
私、
渡された1万円を押しつけるように返して!
『さいてー!さいてー!さいてー!!
神崎クンのあほっ!
そろそろ、
私のこと、からかうのをヤメロー!!』
ばかばかばかっ!て
神崎クンを殴る!
か、軽くだよ…?
そんな、
私の攻撃なんて、あっさりかわされて…
「りおチャン、そーゆー可愛いコトするからイジめたくなるんだよ!クスッ
ばーか!アハハ!」
……やっぱり、
神崎クンにはかなわない!!くっやしー
*