アイツが私のご主人様!?
第29章 タイムリミットは近づいて…
どっ、
どうしよ!どうしよ!?
『………ねえ、』
『はいぃっ!?』
や、やばい!!
神崎クンといたのバレてた!??
ナニ言われるんだろう…!!!
『あたし、夕輝くんと来てるんだけど~~…
あっ!
夕輝くんってゆうのは、神崎くんのことね!ウフ
………矢沢さん、
夕輝くんのこと見なかった……?』
ギクッ…
やっば…
ほんとに!ばれてる!!?
『………まあ!
見かけたら連絡してきてよ!フフッ
はい、これ…
あたしの連絡先だから。ニッコリ』
はい、と
紙切れを渡してくる山田サン。
「……あ、ありがとう。」
山田サンは、
わたしの隣りに座り…
『あれ~?
矢沢さんは?1人?クスッ』
カチン…
なんか、むかつく…
「いえ!!
デートです!!!ニコッ」
ムキになって言えば!
『うふふ!
あたしもよ!夕輝くんとデート!!ニッコリ
…だから
夕輝くん見つけたら…すぐに連絡してきてね!フフッ
じゃあね~!』
………デート、か…
……はっ!
ナニ落ち込んでるんだ!ワタシ!!
神崎クンが、
山田サンとデートしてただなんて…
知ってたじゃない…。
はあ…、
神崎クン…帰ってきたら
山田サンに連絡しよ……
*