アイツが私のご主人様!?
第4章 アイツの正体。
「あのね、矢沢サン。
俺、さっきまで
家でミルクティー飲んで、モンブラン食べて…
優雅なティータイムを楽しんでいたワケ。わかる?
あ、家って言っても
1階にあるカフェのことな。」
ん?んん??
1階に、カフェ??
なに言ってるの?
「そしたらね、
外から聞こえてきた。
『あん、あ~ん♡かずひろぉ~かずひろぉ~♡』って。」
へ?はい?あれ?
「『どこのアホなバカップルが猿みたいにセックスしてんだよ?』って思った。
『俺の優雅なティータイムを邪魔しやがって!』ってな。』」
え?猿みたいにセックス………?
「だから、
俺、文句を言いに行くことにした。
SPから、『私が言いに行ってきます。夕輝さん。』って言われたけどな。フン」
え!え、SP…?
「公園に行ったらさぁ、
まさかのお前がいたワケ。
『かずひろぉ』って叫んでな。
………まあ、俺も男だし?
クラスメートの女子のセックスは興味あるし、見てみることにした。ニコッ
そしたら、『やだー!』、『やめろー!』とか叫びだしたから助けてやったってワケよ。
ワカリマシタカ?矢沢サン。フン
あ、ちなみに俺んちソコね。」
神崎くんが指さした方を見る。
高層ビル………があった。
「俺、このビルの最上階に住んでるから。」
『最上階!?おえっ』
吐き気がしてきた
わたし、ぼーぜん……
こいつ……何者…………?
優雅なティータイム………
SP………
超!高層ビルの最上階…………
もしかして、コイツ……
お金持ちってヤツですかぁ!?
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