アイツが私のご主人様!?
第9章 『お前、処女だろ?』
わたしは、
さっきのことを、ひどく後悔しながら
トボトボと、ゆっくり歩きながら帰った。
(・・・これから、どうなるんだろ…
まさか!?
毎日、レイプされるの!??)
『……も、やだよぉ………。』
また、涙が出てくる。
その時、
チリンチリン♪
自転車のベルが後方から鳴る。
『……あっ、
すみませんっ、邪魔でしたか……
あ、』
「よっ!りお。 今、帰り?ニコッ」
部活帰りの一宏が声を掛けてきた。
一宏は、サッカー部のエースとして頑張ってるんだよ!
「あれ?……泣いてんの?
りお、どした?」
『泣いてなんかないよ…!ニコッ』
「ウソ、泣いてるだろ、
目、充血してるし。ほりゃ」
『いでっ、』
一宏にほっぺたを軽くつねられる。
『もう、痛いよぉ、
一宏~。クスッ』
「そうそう!りお、笑いな。
りおは笑った方が何十倍も可愛いんだからさ!」
・・・・やっぱり、一宏…すき。
それに比べて、アイツは最悪だ。
*