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うちのねこ

第3章 20年後

学校も終わり、咲は早速帰ろうと靴箱にいくと………なんとそこには手紙が入っていた。

(うおっ!?な、ななんでこんなものが私の靴箱にぃ!?ああ!そうかぁ。入れるとこ間違えたんだきっと。名前を確認するためにも一応持って帰るか。)

~帰宅~

「ただいまーってやっぱ誰もいないか。今は……4:30かぁ~。あ!手紙読まなきゃ♪」

タッタッタッタッ…ゴンッ

(痛っ!また小指ぶつけたっっ!!!くそっ!二回目じゃんか!)

ガチャ…バタッ

「ふんふふんふん♪さぁーてとっ。読むか。」

咲さんへ

ぼくは、2-5の峯野雄大(みねのゆうた)と言います。突然の手紙で驚いたかもしれませんが、ぼくは入学式で咲さんに惚れたけどずっと告白できずにいました。好きです。よかったら付き合ってください。

         峯野雄大より

「おお?ちょっと待てよ?今、『咲さんへ』って書いてあったよね!?」

…………………。


その後咲は手紙のことしか頭になく、猫のことをすっかり忘れていた。

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