禁断の恋はじめました。
第1章 第1章
目が覚めたのはもう外は
暗く、誰の声も聞こえない。
『何時や??』
ベッドから起き上がり、
時間を確かめる。
夜10:00。
『よー寝たわ。』
キッチンへ水を飲みに向かう。
するとそこにあったのは、
白い紙袋......
『.....夢ちゃうやーん!!!!』
1人ツッコミ←
朝の出来事が夢で終わることは
なかった......
『あ!会社!!』
ふと、思い出した。
今日あたしは会社に連絡も
していない。
あたしはすぐ友達、夢芽に
電話をかけた!!
plll.pllll.pllll......ガチャッ
夢芽「はいはーい」
いつもの元気な声が受話器越しに
聞こえて安心する。
『夢芽!?ごめんやで!
今日かいし....』
「なおー。辞めるなら一言
相談ぐらいしてよねー!?」
は????
「今日で辞めるって
聞いた時はまじビックリしたよー!」
え???
「待って!って言ったんだけどさ、
もう次の仕事決まってるみたいだし
なんで私に言わないのよー!!!!」
『........』
「ちょっと、なお聞いてる???」
夢芽の話によると、
誰かがあたしの会社に
あたしが辞めると言った。
会社側は止めたが、
あたしには次の仕事が
決まっていると伝えた。
イコール......
あたしは本当に明日から
ジャニーズ!?!?!?
明日から芸能人!?!?
『夢芽.....あかん。
頭痛いわ。寝る。』
そう言い、次の夢芽の言葉も
聞かず電話を切った。
そしてさっきまでいた
ベッドに倒れ込む。
長い時間寝ていたが
また眠りについた。
明日からあたしは芸能人。