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紅桜学園イケメン部!

第10章 蜂蜜のような

「ねぇ――、駆はバイト代貰うんだから
仕事するべきじゃないの?」


あたしの隣でジュースを飲みながら、あたしの顔を見つめる駆。

正直無視してたけど、無視しきれないから仕方なく喋りかける。


「んー、今日撮影日だしぃーそれまで暇なんだよねぇ~。

相手してよ?
ここ空き部屋あるからさぁ?」


「・・・結構です」


「照れてるのぉ~?可愛いねー?
遠慮しなくて…」

「照れてないし、遠慮もしません。
本心を言ったまでですから」

わざと敬語で、あたしが本気な事を証明する。


相当自信家らしい駆には、言葉が理解出来ないようだ。


だからイケメンは嫌なんだ。
なんでそう、そんなに自意識過剰なんだ?

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