テキストサイズ

紅桜学園イケメン部!

第10章 蜂蜜のような



っていうかメイド服でうろうろするの嫌だな。着替えてこようかな。凄い注目を浴びてる感じだ。


とっとと瑠璃を回収したいのに、外に出ても瑠璃の姿が見当たらない。

…もしかして本気で帰ったのか?
許せないな。そんな奴だったのか!


瑠璃、隠れているなら出てきなさい!


あたしは元来た道を走る。
帰ったのなら追いかければ…、


『―――…』


あたしは思わず息を呑んだ。
…誰かの、声が聞こえたからだ。


そう、誰かの。
瑠璃のではない…、

きっとそうだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ