紅桜学園イケメン部!
第10章 蜂蜜のような
「駆、うざったいんだけど」
「そう?ありがと」
「褒めてねーよ」
「可愛いね」
全然言葉が通じない。
言葉のキャッチボールってモンがないのかね?
あたしが投げたボールは、キャッチして投げるのでは無く、バットでホームランを打たれている感じ。
口で負けるとか
凄い敗北感だ。
あたしが駆に気をとられているうちに、瑠璃が外に出て行った。
…どーせ疲れたから、自分だけが帰ろうって思ったんでしょ!?
そんな事させないんだから。
あたしは駆を無視して、瑠璃を追いかけけた。