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紅桜学園イケメン部!

第11章 白の世界、黒の世界

それはつまり…。

あたしの前にマネージャーがいた事が、嘘ではないと立証された事となる。


どこかで堂園駆を
信用してなかった。

どこかで嘘であって
欲しいと願っていた。



『裏切る』

その言葉がやけに鮮明に聞こえる。

みんな裏切られたの?
―――そうなんだ。


あたしの知らないみんなは、知らない所で裏切られて傷ついていたのだ。

今、もの凄く泣きたい気分になった。

あたしが…もっとはやくみんなに出会いたかった。


…不思議だなぁ。

ちょっと前までは関わりたくもなかったのに、今は仲間である事がこんなにも嬉しい。

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