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紅桜学園イケメン部!

第12章 全ての発端



それに、体にはアザがあって。

「どうしたの、それ?」

俺がそう質問すると、笑いながら答えてくれた。

「これ?こけちゃった」

笑顔は鮮明に覚えている。

今思えば、あんな所転ける筈がない。
腕なんて怪我しようがないのだ。

・・・嫌な予感がする。


俺はそんな思いがありながらも、約束の場所に向かった。


その時、家に戻れば良かったのに。

それもしないで。


知らない間に、全ての歯車は狂い始めていたんだ。

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