紅桜学園イケメン部!
第15章 幸せとは
「キミにこれを話したのは、キミを信頼したからだよ?みなみちゃん」
「う、うん…」
信頼、してくれたんだ。
凄く嬉しい。
仲間だって、
そう言ってくれているんだ。
「俺は中学1年生なのにトップに立って、始めは全然先輩とかまとめられなかったけど、段々みんな俺を信頼してくれて。
俺は学校を仕切る事が出来たんだ。
それで今でも頼られる事がある」
多分その時の電話なんだ。
あたしが聞いたのは。
「って瑠璃って昔はスポーツ出来なかったの?」
「まぁね」
バレーの時に見せたあのアタックは、どうやら喧嘩を鍛えた時に運動能力が上がった御陰だとか。