紅桜学園イケメン部!
第18章 目覚めた時には
「ん――――」
重い。
…なんかもの凄く重いぞ。
もしかして急激に太った!?
ううん、違う違う。
凄く苦しい…。
『な、何だこれ!?』
目を開けると5人の男共が、あたしの体に密着。
しかも、みんな超爆睡。
ふりほどこうにもふりほどけない。
「ちょっ…」
右腕は完全に瑠璃に包囲され、
左腕は凛くんががっちりガード。
足には拓己がへばりついてる。
お腹当たりには要。
優雅は・・・
「よーぉ、おはよー」
キッチンの方から優雅の声が聞こえる。
柄にも似合わず、料理を作っていた。