紅桜学園イケメン部!
第18章 目覚めた時には
「あんた料理できんの?」
「へへ、まーな?」
へー意外だ。
いつもふざけた元気なイメージしかないからな。
自分で「スポーツ出来る」とか言ってた割には息切れ速いしね。
…あたしは料理出来ないから羨ましいなぁ。
「っていうかあたしを
助けてくんない?」
優雅に助けを求めるが、キッチンに戻ってしまった。
凛くんの顔が近づく。
か…か、顔が近い!!
凄くキメの細かいお肌ね。
拓己があたしに近づいてくる。
…お前起きてんだろ?
「拓己、起きてるでしょ」
「さーぁ?」
あたしの上に馬乗りしながら言う。
「ちょっ…近いっ!」
「拓己くんは今おやすみ中ですから、暴れないで貰えます?」
「起きてんじゃねーか」
拓己完全に起きてますよね?
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