紅桜学園イケメン部!
第2章 突然の呼び出し
「は?嫌だよ、なんであたしが!?」
「は、お前拒否るのかよ」
あたしをここまで連れてきた男が苛立ったように言う。
「あったりまえでしょ?絶対嫌」
こんな奴らとずっと一緒に居たら、苛々するに決まっている。
男が…特に自分の事格好いいと思っているイケメンが嫌いなあたしには耐えられない。
「ふーん、やっぱ俺気に入ったわー」
苛立っていた癖に、あたしの言葉を聞いてニヤリと笑った。悪魔みたいな笑い方。もの凄く楽しそうだ。
「何したら、してくれる?」
「何をしても、あたしはしないわ」
「・・・」
そして、また沈黙。
「お前女か?」
「女だ!」
男に見えてたのなら、泣きたいよ。