紅桜学園イケメン部!
第2章 突然の呼び出し
「俺達の顔が見えねぇのか?」
「おーっとまさかの幽霊?何かの亡霊か?ゴーストさんよぉー」
「ぎゃぁあっ!」
可愛い男の子がウサギさんのように耳を塞いでしゃがんだ。
…可愛い!
幽霊が苦手なのかしら?
本来は女のあたしがこういう感じにならないと駄目なんだけどね。
「あのねぇ、あたしは人間です!
それにあんたらみたいなのがいっちばん嫌いなの!
関わりたくないの!」
「ほぉ~、ますますいい女じゃねぇーの」
女好きは興味津々であたしを見つめる。
一体何なんだ!とことんツイてない日だ。