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紅桜学園イケメン部!

第19章 紅フェス準備

「え?あんたら一年生なの?」

てっきり大人っぽいし、特に拓己とか要は3年だと思ってた。

凛くんは・・・
中学生が紛れてるように見える。

頑張ったら小学生にも見えるぞ。
…言える訳ないけどさ。


でも、そうだったのね…。

というかこの部活
1年だけで構成されてたのね…。


「というか俺言ったじゃん。みんな中学一緒で友達だったって」

瑠璃の言葉にはっとする。

そう言えば、瑠璃がそんな事言ってたような。

拓己が嬉しそうに口を開いた。

「ごめんねぇ~、
俺が大人っぽすぎて勘違いしてた?」
「拓己、老け顔だもんね」

凛くんが言ってはいけない一撃を炸裂させる。


確かに老けてるっちゃー老けてるのか。だって高校生なのにスーツ着たらサラリーマンっぽいもんね。

あなたの場合はきっと、
フェロモンが邪魔なんだよ。
その所為じゃない?

とりあえず、そのキラキラをどっかやっちゃって欲しい。


要がハッとして口を開く。

「それより、学校やばくね?」


時計を見ると、もう9時だ。
一時限目の始まりは8時50分。

とっくに過ぎてる!
やばいじゃん!

「とりあえずダッシュで行けば二時限目には間に合うね?」

「駄目じゃん、遅刻じゃん!!」


少なくとも一時限目は途中参加だ。
くそう…、気付かないなんて…!
あたしの馬鹿野郎!

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