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紅桜学園イケメン部!

第19章 紅フェス準備

「おいお前待てよ!」

「みなみぃ~」

「おじょーさん
逃げるなんてひでぇー」


後ろの声なんか無視で、とりあえず部室までダッシュした。

途中で転けそうになったけど、九死に一生を得るってこういう事か!

部室に一人とか、あんまりないから変な感じだ。


あの調子じゃ、女の子まくのかかりそうだなー。
女の子って恐るべきパワーを秘めていると思うんだよね。普段あんなにか弱いのに、沢山いるとホラー映画にもなるんだ。

・・・女の恨みに巻き込まれたくないなー。


そんな事を考えながら、あたしはお決まりの椅子に座って、みかんを食べてた。


ガラッ

ドアが開く音がして『おかえり~』と手を振る。

「みなみぃ…―――」

みなさんどうやらご立腹のようです。まぁー当たり前か。


「ごっごめん!
だってしょうがないじゃない!」

あたしだって自分の命が
大切なんですから。

あんな所で命落としてたら
やってられないですから。


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