紅桜学園イケメン部!
第19章 紅フェス準備
「じゃーこうで良くね?
簡単な料理を出して、ホストみたいなカフェで、凛だけメイド」
「なっ―――!」
凛くんが抵抗するけど瑠璃は話を止めない。スルーで話を続ける。
「まず優雅が料理担当。
それ以外は接客だな。
料理するキッチンは
オープンさせようぜ?
そしたら優雅のファンも
楽しめるだろ?」
ファンとかさー。
あんたらアイドルじゃないんだから。
人気はまぁー負けない位あるか。
「俺メイド…ヤダっ…」
「んで―――」
途中で挟んで文句言う凛くんを、ガン無視で4人は話を進めていく。
…なんだか可哀想になってきた。メイド服なんて絶対嫌だよね。
「接客だけど、あんまり長すぎたら無理だから…適当に話す程度で」
それから瑠璃は、
意味不明な事を言い出した。
「それからさ?
みなみちゃんもメイドで」
みんな唖然。
ポカーンって顔してる。
あたしもなんだけどね。
だってあたし完全要らないじゃん。
ファンキレるでしょ。