紅桜学園イケメン部!
第2章 突然の呼び出し
あたしは反論するのも疲れて黙り込んだ。
確かに格好いい。
ファンクラブあるよねって位モテちゃうのも分かる。
それ位そういうのに興味の無いあたしでも分かっちゃう。
興味が無いというより、昔を思い出すのが怖いのかもしれない。
「ねぇー。みなみちゃん!俺らの名前知りたい?」
「知りたくもないです。
あたし、強制的な訳?やっぱり入りたくないんですけど」
「おじょーさんさぁ?
俺が言うのもあれだけど。俺らかなりイケイケな訳よ。
女もその所為で困んねぇーし、むしろ他の男共に分けてやりてぇの。
それ位モテる俺らが誘ってるんだぜ?
断る理由がどこにあるんだよ」
自覚あったのね。
というか、そこまで自信あったのか。
良いだろう。あたしのあんたらが嫌いな理由を大暴露していこう。
そしてすっきりして、忘れよう。
あたしが吐き捨てると、嫌いになって逃がしてくれる筈だ。