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紅桜学園イケメン部!

第21章 デート!?

「…な、何?」

凄い時差で反応する。

いやぁーそりゃいつもと違うとドキドキしちゃうよね。

あたしがズンズン進んだ所の距離は、拓己が近づいてきて縮まった。


「あのさ―――…」

顔が近い気がする、
顔が近い気がする…!


顔がすぐそこにある。



「ち、近いっ」


拓己の手があたしの頬に触れる。

抵抗しようにも抵抗出来ずに
固まっているあたし。


「そう?」

ニヤリと呟く拓己を
睨む事さえ出来ない。

・・・彼に魅せられているのだ。


確かに格好良いとは思うし、フェロモン満載の人だとは思ってた。

だけどそんなに意識なんてしたことがなくて、あたしはこんなにドキドキしたのが初めてだったのだ。



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