紅桜学園イケメン部!
第3章 想像以上なメンツ達
「要くん、いいかげんにして。女の子が…」
言った矢先で、ほら。
2,3人が倒れ込んでしまった。
…漫画とかでよく『興奮し過ぎて鼻血』とかあったけど、実際あるわけないじゃない!って思っていた。
現実に起こると、鳥肌が立つ。
この体は凶器ですか!?
「うれしぃね?おじょーさんったら、だいたーん。
こんな所で襲ってくれんのかーぃ?」
「うん、一回黙ろう」
そんな破廉恥な事、する訳ねぇじゃないか!
さっきまで凛くんのお母さんだったんだぞ?
「みなみちゃん、惚れた?俺ら凄いでしょ。」
自信満々な凛くん。
「凄かったのは凄かった!あれじゃぁ、バスケ部の奴らが哀れね」
そう言うと嬉しそうに笑う凛くん。
・・・かっ可愛い。
「みっなみぃ~!」
応援席の声で振り向いた。
あたしの大好きな、親友の理穂だ。