紅桜学園イケメン部!
第3章 想像以上なメンツ達
「りほぉぉぉ!」
「みなみぃ!」
まるで何かのドラマの再会シーンのように、ぎゅっと抱きついた。
「俺には抱きついてくれねぇのにな」
「まったくだよ!俺にも抱きついてー」
後ろの声は無視だ無視。
やったらセクハラで訴えてやる。
「マネージャーなんて凄いね!」
「凄い?全然凄くないよ。これ面倒なだけだし。理穂代わろうか?」
あたしがそう言うと、後ろから睨まれた。
振り向くと、そこには要がいて。片手には携帯を装備していた。
脅してますよね?
「ごめん理穂、嘘!超楽しいから!」
全力で思ってもない事を言うハメとなった。
男って最低だ、としみじみ思うのであった。