テキストサイズ

紅桜学園イケメン部!

第38章 聞こえる足音




「瑠菜ちゃん!!!!」


勢いよく開けたドア。
すぐさま流れる沈黙。



あたしはその時思い知らされた。
自分が何て空気の読めないバカ女なんだって。



泣いてすがるように
抱きつく女の子。

そして瑠璃の姿。


多分この子が瑠菜ちゃんなんだろうな、やっぱり美形の兄弟は美形なんだなー…と他人事ながらに思いながら。



…暖めて自分のバカさに
酷く後悔した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ