紅桜学園イケメン部!
第4章 モラルの無い奴ら
「え?やだやだやだ!
何その恋人みたいな事しないといけないの?死んでもいやよ」
「じゃぁ死ね」
酷い事言ってる優雅は無視。
仕方がない、歩くか。
あたしがそう思って歩き出そうとした時だった。
「え」
要があたしを抱きしめていた。
みんな目が点ですよ。
おーい、要さーん。離して…
そのままバイクの後ろに乗せると、発進。
「ええ、要ぇ!」
「おじょーさん独り占めはずりぃーじゃねぇの?」
わいわいがやがや、後ろから煩いけれど、後ろの声を無視して進んでいく要。
…体が熱い。
なんだコレ、男が嫌いな自分と矛盾しているじゃないか。