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紅桜学園イケメン部!

第1章 交わる事のないもの

「ざけんじゃないわよ!!

あんたの所為でどんなけ理穂が悲しんだと思ってるの?

そうやってあんたが浮気してるの見ても、ずっと耐えてたんだから。

・・・あんたなんて、ゴミクズ以下よ。

ほんっとに、最低!」



隣に居た女も唖然。
口が開きっぱなしですよ。

あたしは昔、少しだけ空手をやっていた。
だから多少の技なら出来るのだ。

・・・だから女なのに男っぽいのかな。


そう思いながら、男を睨んだ。

「ひぃい!」

その場に倒れ込んで、体はがくがくと震えていた。

理穂の痛みを知るといいわ!


あの時もそうすれば良かったのかな。分からない。

だけど、一つだけ分かるのは例えあたしが過去に戻れても。

きっと未来は変わらない。

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