紅桜学園イケメン部!
第9章 似合いすぎなやつら
俺がみなみちゃんにぎゅーっと抱きつくと、要にベリッと剥がされた。
「ってか似合いすぎだよね」
「は?瑠璃何言ってるの?」
「みなみちゃん可愛いっ」
俺も負けずに攻める。
だって本当の事だし。
「あたしが似合うわけじゃん。
鏡は自分で見たよ。
思わず吐きそうになったよ…」
自分で自分のこと罵倒しすぎだと思う。
…そこも良いところなのかな。
「で、何であんたらはホストなわけ?メイド服は?
約束が違うじゃないの?」
「まぁー細かい事は気にするなよ?女が廃るぜ?」
要がみなみちゃんをひょいと持ち上げた。